物心ついてから、中学の時に『悔し涙』を流した時以来、涙を流した記憶がありません。
当然『あくびをした時』とか『笑いすぎた時』とかは別ですよ(苦笑)。
『泣ける映画』や『感動のドキュメンタリー』などを観ても涙は出ません。
別に『男は滅多に涙を見せない』というポリシーがある訳でもありません。
心のどこかに冷めた自分がいるのかもしれません。
◇ ◇ ◇
父が亡くなった時も、涙は流れませんでした。
あの時は、既に余命が宣告されていて、ある程度心の準備ができていた事や、その後の対応等に追われ、悲しみに浸っていられるような余裕はありませんでした。
でも、一段落してもやはり涙は流れませんでした。
◇ ◇ ◇
あるとき
『自分は、感受性が乏しいのだろうか』 『自分は、他の人とは違う感覚なのだろうか』 『自分は、冷たい人間なんだろうか』
と思った事もありました。
◇ ◇ ◇
ところが最近になって変化がありました。
難病で闘っている子ども達のドキュメンタリー番組を観ていた時の事です。
闘病の甲斐なく亡くなってしまったお子さんを目の当たりにして、親御さんの心中を察した途端、胸に『グッ』とくるものがありました。
その時も涙は流れませんでしたが、私の涙腺に変化があった事だけは感じました。
その時に
『自分の心は、まだ成長中なのかな…』
なんて思いました。
◇ ◇ ◇
これからも、別に無理して感動しようとは思いません。
『泣ける映画だから観て』
と言われて観ても、多分泣かないでしょう。
あまりメソメソするのはみっともないと思いますし、『涙の価値』が薄れてしまうような気がします。
でも『本当に感動した時は、自然と涙が流れるような心』を持ちたいとは思います。
『歳を取ると涙もろくなる』
と、よく聞かれる言葉も、最近分かるような気がしてきました(苦笑)。
|